ウエディングドレスの純白の意味とは?
ウエディングドレスの白色には「清純さ」「清楚さ」「無垢さ」といったイメージがあるといわれています。
また、白色は何色にでも染まる色であることから、白いウエディングドレスを着ることで「あなた色に私は染まります」というメッセージや、「新しい生活へのスタート」を意味しているという説もあります。
日本の白無垢に関しても「純粋」「邪気をはらう」といった意味があることから、ウエディングドレスと共通する部分もあるといえそうですね。
日本のウエディングドレスは時代とともに変化
1965年当初のウエディングドレスは、シンプルなAラインで肌の露出がほどんどないデザインが主流でした。
■1970~1980年代
1970年代になると、高度経済成長の流れに乗り、ウエディングドレスのシルエットも大きく華やかに。
さらに、1986~1991年のバブル期は豪華な結婚式が行われていたことから、ウエディングドレスもハリのあるサテン生地やタフタ生地が人気を集めました。ダイアナ妃のウエディングドレスにも影響を受け、大きなパフスリーブや長いトレーンを使用したものが多くみられました。
■1990年代とバブル崩壊
バブル崩壊後は、結婚式も地味婚といわれる時代に。
シンプルなデザインのウエディングドレスが流行し、胸元のデザインも大きく変化。オフショルダーなど襟ぐりの大きく開いたドレスが人気となりました
■2000年代
さらに2000年代に入ると、欧米トレンド主流時代となり、セクシーなベアトップスタイルを選ぶ花嫁が増加。2010年代にはキャサリン妃ご成婚の影響もあり、シースルーの長袖やレース素材もブームとなりました。
時代の移り変わりとともに、ウエディングドレスのトレンドも大きく変化を遂げているのです
ライン別!ウエディングドレスの特徴
日本にウエディングドレスが広まって数十年。
今ではさまざまなラインのウエディングドレスが登場し、花嫁の好みに合わせて選べるようになりました。それぞれどのような違いや魅力があるのでしょうか。
■Aライン
アルファベットのAのように上半身がコンパクトで、裾に向かってスカートが広がるシルエット。
Aの横線を表現するために、胸から腰までの位置にベルトや切り替えが使われ、すっきりと見せてくれる効果があります。
■プリンセスライン
ぴったりとした上半身と、Aラインより膨らんだスカートを持つシルエット。
ウエストの切り替えがなく、肩から裾にかけて入る縦のラインで上半身をコンパクトにまとめ、ウエストから裾に向かって広がりをもたせているのが特徴です。
このシルエットをイギリスのエドワード7世の妃であるアレクサンドラが好んで着用したことが「プリンセスライン」の由来とされています。
■マーメイドライン
腰のあたりから膝までボディラインにフィットし、裾が人魚の尾ひれのように広がるシルエットが特徴。
流れるような曲線が美しく、大人花嫁からも人気のウエディングドレスです。
式当日で着るほか、今人気のフォトウエディングで選ぶ花嫁も多いよう。
■エンパイアライン
ガーデンウエディングやレストランウエディングなど、少人数婚の増加に伴って人気を集めているエンパイアライン。胸の下に切り替えがあり、スカートがすとんと落ちるデザインが特徴。カジュアルな雰囲気によく合います。
■ベルライン
教会のベルのような、丸く広がったボリュームのあるシルエットが特徴。
着るだけでお姫様気分を味わえる可愛らしいラインです。
タイトな上半身とふわふわのスカートで、スタイルアップ効果もあり。
■スレンダーライン
近年のトレンドでもある、盛りすぎないナチュラルなスタイルを好む花嫁に人気なのがスレンダーライン。細身のラインですっきりとシンプルにまとまるため、動きの多い二次会やリゾートウエディングにもぴったり。
引用元: ゼクシィ ウエディングドレスの歴史~純白やベールの由来とは【桂由美さん監修】