おもちゃに対する想い
盆栽パズル
【讃岐かがり手まり】と【鬼無の松盆栽のスペシャリスト】がコラボした作品が置いてある【手まりドーム】の中にあるコチラの盆栽、【中西珍松園さんに松の指導】、【飯間木工さんに幹】、【讃岐かがりてまり保存会の皆さんに手まり】を素晴らしい皆さんの力でできた【盆栽パズル】で遊べます!
「BONSAI」として、海外のファンも多い盆栽ですが、なかでも人気の高い松盆栽は高松市が全国最大の生産地であり、全国の約8割を占めています。ただし、認知度は低く、地元でもあまり知られていないそうです。讃岐おもちゃ美術館は、高松らしいこの文化に注目しました。本物の盆栽は手入れが難しいことから、試行錯誤の末に生まれたのが、手まりで遊べる盆栽のおもちゃです。
松盆栽の葉に見立てた緑の丸いものは、マグネットでくっついて松盆栽を自由に形作ることができる仕組みになっています。讃岐かがり手まりは伝統的工芸品の一つでもあり、草木染で染めた木綿の糸を巻き付けた手まりは、色合いや手触りがとてもやさしいものです。
漆の滑り台
「漆を使ったおもちゃを制作してほしい」と依頼があり、【香川県漆芸研究所の研究課程3年生の湊総子さん】が何を作るか研究所内で話し合った結果、滑り台のアイデアを提案してくれました。子どもたちが滑ったり触ったりすることで、設置した時よりも研磨され、艶が出ている。これからたくさんの子どもたちに利用される中で模様が出てくるのが楽しみだ。「滑り台を通して漆の手触りや温もり、艶を楽しんでほしい」と話す。
5色の漆を3層塗っている
滑り台は、「蒟醤(きんま)」「存清(ぞんせい)」「彫漆(ちょうしつ)」という香川漆器の三つの技法で装飾されています。
例えば、滑る面には、5色の漆を3層塗って重ねて、文様を浮き彫りにする彫漆が用いられています。現在の表面は黒一色ですが、たくさんの子どもたちが遊んでくれることで、年月とともに表面が削られていくはずです。何年先になるかわかりませんが、きれいな色漆の文様が浮かび上がることが楽しみでなりません。
オリーブのテーブル
【小豆島岡木工所】さんから。小豆島といえばオリーブの木 讃岐おもちゃ美術館には壁もテーブルも積み木もオリーブの木と言うコーナーがあります。
大きなオリーブのテーブルではオリジナルなオリーブのおもちゃの仕掛けも!?
固くてオイリーで木工職人さんを唸らせるオリーブの木。
手間がかかるぶん美しさも素晴らしいですね。
お茶室コーナー
香川らしく、小豆島の醤油桶(しょうゆおけ)を使った「お茶室コーナー」もあります。
老舗の醤油蔵が立ち並ぶ小豆島では、木桶による醸造技術が守られています。
2021年には「讃岐の醤油醸造技術」が国内初の登録無形民俗文化財として登録されました。
このおけを造ったのは、木のおけで仕込む伝統的なしょうゆ造りを100年以上続けている、小豆島のしょうゆ会社「ヤマロク醤油」漆の文化と同様、様々な工業製品や製造方法の普及で衰退しつつある木桶を知ってほしい、「木桶職人復活プロジェクト」を立ち上げるなど、小豆島の木桶の醤油づくりを先導するヤマロク醤油が協力してくれました。
和三盆ボード
香川県の名産物和三盆
香川にゆかりのあるモノ・名所・人物などを木製マグネットおもちゃで演出。
木製マグネットは木のおもちゃ専門・株式会社なかよしライブラリー(三豊市財田町)、
木製ボードはいわま黒板(善通寺市)さんが協力してくれました。
28種類のデザインマグネットが樹種の違う各2個あり、香川県の地図に貼り付けて遊ぶほか、絵合わせ遊びも楽しめる。
樹種は(カヤ:榧)(トチ:橡)(カバ:樺)(ブナ:椈)(ホオ:朴)(ケヤキ:欅)(クルミ:胡桃)を使用